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感じた事や経験した事、日々の生活をなるべく素直に綴ります。

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OZ @ SHeLTeR
金曜日Rotary Motionに続き
土曜日のBeaty And The Beat、
そして月曜日のOZが終了した。
この3つのパーティーについて全てレポートしようとすると
あまりにも膨大な文章になってしまうので割愛する。
膨大な文章になってしまう…という事が
この3日間に起こった事の内容の濃さを表してると思って頂ければ幸いだ。

今回お話をしたかったのは月曜日のOZについて。
初めて経験した東京でのBeaty And The Beat後とあって
すでに満たされていた、パーティーを楽しみ切る事への欲求は
音楽への探求という好奇心へと姿を変え
文字通り期待と不安を抱えながらも
前進する糧としてSHeLTeRという類稀なるスペースを要する所へと誘ってくれた。

SHeLTeRは来る12日のアニバーサリーを控え
サウンド面でのメンテナンスを強化していた。
それが何を意味するのか…私は分かっているようで分かっていなかった。

私はSHeLTeRに出会ってから、DJをするという事に対し
ある意味では打ち砕かれた事があるような気がする。
誰が何を言うでも無く、SHeLTeRで音を聞く…という事自体が
新しい感覚や経験を私に与えた事は事実だ。

そしてそれはLondonのBrilliant CornersやBeaty And The Beatで体験した事と似ている。

事実今回Cedricと一緒に来ていたEvrenははっきりとこう言った。
「Londonで俺達にはBrilliant Cornersしかないけれど、日本で体験したパーティーはどれも
そのBrilliant Cornersの感覚に似ている。そしてSHeLTeRはその最たるものだ。」と。

サウンドは明らかにパワーアップしていた…それはマーク・レビンソンを導入する前の
Brilliant Cornersが導入後のBrilliant Cornersに変化を遂げる過程と
あまりにもそっくりだった。

そしてこれもまた言える事だが導入後のBrilliant Cornersが
音に対する細部への表現において一切の劣化を見せなかった事と同じく
SHeLTeRも元ある再現性の豊かさを維持していた。

Beaty And The BeatでのDJを終えた後に関わらず
全く疲労感を見せないCedricのDJはその空間の中で
また更に違った研ぎ澄まされ方をしていった。

SHeLTeRの持つBrilliant Cornersにも似たCoolなムード、
色合いがCedricのプレイをサイケデリックのみならずアーバンなテイストへと
変えていったのだ。

心地いい空間が続いたがその中で気づかされた事が数多くあった。
まずその高い再現性の中でBrilliant Cornersと同じくして現れる現象の一つとして
音楽を聴く上で普段は忘れがちな定位への意識
音を観る事が出来る感覚。
バンドの編成の位置が視覚を伴わず再現され認知出来るレベルの空間演出だ。
その中で分裂された一つ一つの音の細部へのこだわりに聴覚が反応する。
サイケデリックがサイケデリックたる所以とはただのエフェクティブなサウンドのみならず
複雑なリズムの構築とそのあまりにも突飛な発想やアイデアから生まれている事に気付くと
ふと踊っている足を止めたくなるくらいだった。
DJをしていても次の演目へと移行する事へのスムーズな繋ぎへのこだわりでは無く
その音の再現性を上げる為の工夫の一つとして、ぶつかった音と音の間にある細工を把握したくて
音量を下げたくなるのだ。
音のインパクトのみを求めるにはダンスミュージックは贅沢すぎるマジックを施している。
その事実に気付く。

唯一Brilliant Cornersとの相違を感じたのはデッドスペースの感覚。
どちらが…という優越ではなく、その音を中を外れていく感覚は少し違った物であった気がする。
環境が全く違うので当然の事なのだが、それもやはり新鮮であった。

たった一晩でそれだけの体験と自己認識の世界へと連れて行ってくれた
Cedric WooのDJと、Londonの空気感をそのダンスと雰囲気のみで伝えてくれた
Silvia Gin、Evren Kuzucuoğluに感謝する。

そしてこのパーティーへと誘ってくれたSHeLTeRの飛泥君、音響を司る溝口さん、
SHeLTeRを作った義男さんに感謝以上の尊敬の念をお伝えしたい。
ナイスなDJで俺とCedricのバランスを取ってくれたJitsumitsu君、ありがとう!

とにかく楽しく凄すぎた!!12日は桐生Level 5でリリース・パーティーがあるので
お祝いには駆けつけられないけど、都内に居る人はSHeLTeRのアニバーサリー、本当にMsut Checkです!








| 16:32 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
1st Week of London
Brilliant CornersでのDJが終了し、Beauty and the Beat’sも体感。
ロンドンでの1週目は自分の人生において測りしれない程の衝撃を与える一週間となった。
Brilliant CornersではDJの様子がリアルタイムにネット上で配信された。
時間帯もあって(日本では早朝だった)みんな聴かないだろうと思ったので
本当に大切な、そしていつも自分も受け入れてくれる一部の人(二人ほど)には直接連絡をしておいた。
(後でやってたんだよって言うのも間抜けな気がして…)
すると即座にレスポンス。奇跡!!ロンドンでの一部始終を空気感として少しでも伝えられたのは感動的な出来事だった。
Brilliant Cornersの雰囲気は一言で言うと、ソフィスティケートされたJAZZ BARかRESTAURANT。
子供っぽい曲はちょっと掛けられないし、ずっとハウスとディスコでBPMをキープするような場でもない。
開店時には中近東っぽい音楽やフリージャズが小音でかかってて、凄く空間にフィットしていた。
そんな中バリ/メルボルンからロンドンの間、地元に戻る事が出来なかったので、そのままダンス主体なセットだったけど
何となく空気を読んで手に入れておいた、ソウル/ディスコ/ファンクなどとレゲエ、アフロも駆使して
アンビエントな質感の曲やダウンテンポも多様した。可能な限り広がりのあるストーリーを演出しようと脳はフル回転。
早かったり遅かったりのアップダウンを繰り返しつつ、時にはスムースに繋ぎ、ノンビートも。
テーブルのお客さんの首が揺れてきているのも確認しつつ、行き過ぎない方向になるべく心地よい空間を心がけた。
スタッフの反応も見ていると分かり易い。イタリア人のシルビアは好きなグルーブがかかると
目を合わせて微笑んでくれる。いつも誰かがドリンクやフードを気にかけて声を掛けてくれるけど、
集中してたので「まだ大丈夫」を繰り返してると「Are you Sure??」と少し心配してくれる始末。
そんな中で始まりからずっと、みんなが着席して食事を楽しんでる中、ずっとスピーカーの前で音を聴き入ってる少年を発見。
まだレストランタイムだけどカクテルを手に「僕は音楽を聴きに来ている」という態度がありありと出てる。
この子だ!とターゲットを決め、一人のお客さんを掴む事で、そのバイブスを空間の中に広げていく作戦に。
バーカウンターもレストランスペースも入れ替わりこそ多少あれ、常にお客さんで埋まってる状況を維持出来た気がする。
途中から少年はブースの前を陣取って時に会話しながらプレイ。
他のお客さんもわざわざ席から離れ「この曲ナイスだ」とか「これは誰の曲?」といった反応を見せてくれる。
一回目のDJ後半にはレストランタイムが終了していないにも限らず、テーブルの側で立って踊り出してくれたグループも居た。
自分が得意とする心地よい音楽。刺激を与えつつもそこからは外れないスタイルが功を奏したのか
様々な人から良い反応を頂いた。
前半DJ終了間近には余裕も出てきてFOODをオーダーすると、ヘッドシェフから食べきれない程の料理が!
揚げ出し豆腐や唐揚げといった居酒屋メニューから寿司まで!!
しかもとにかく美味い!!日本にあるティピカルな和食にプラスαでこちらの人好みの隠し味が仕込まれてて
このお店のソフィスティケートな空間を絶対に損なうことのない、スマートで上品な食材の数々。
お寿司を食べながらDJをしたのは、この16年の間でも初めての経験でした(笑)
結局4時間。1回目のDJを終え、セドリックにバトンタッチ。
皆んなから迎え入れてもらい、テーブルも取り除かれたのでダンススペースへ。
あまり上げすぎず、スローなテンポも交えてのプレイだったので、凄く流れが出来ている、とスタッフからまたお褒めの声。
ここからのセドリックはきっとやり易いんじゃないかな、と言ってもらえてのが自分にとっての何よりの褒め言葉でした。
そしてセドリック。安定した、いぶし銀なプレイの中でもオーディエンスをダンスへと導くハウス/ディスコマナーな選曲。
今回Brilliant Cornersで一緒にDJ出来て、そして彼のプレイを堪能した事である意味、
なぜ彼が自分をここへと導いてくれたのか?そして一緒にDJをしたいと思って、言ってくれたのかがハッキリと分かった。
自分でこんな事を言うのは凄く烏滸がましいんだけど、セドリックと2人で作った空間は良い意味で統一感があった。
多分、好きな物の質感が凄く似ているんだと思う。そんな事を実感しながら一時間半のセドリックトリップは終了。
お客さんも少し少なくなって来てるけど、残ってくれてるディープミュージックラバー達を
今日の終点へと導くために最後のDJプレイに。
音量は先ほどのセドリックのプレイで一番良い仕上がりの刺激的な音量。
ここで先ほどまでのダンスセットを一旦和らげる、包み込まれるようなシンセから始まるスローテンポジャズを。
ゆっくりとやんわりとブギーやファンクで上げながらまたシンセ主体の浮遊感あるハウス(larry heardの新譜)なんかを投入。
みんなついてきてくれてる。
3の1の手法でグルーブを変えつつロックや電子音楽などのアヴァンギャルドな方面、日本人の音楽もかけて
最後は超絶スローモーな心地よいシンセのダウンテンポでランディング。このランディングも褒められてよかった。
恐らく5時間強。ほとんど1日を形作ったような感じでやらせて頂いた。
気づかない所でも色んな人のサポートがあったのだと思う。とにかく充実した1日でした。

そして夜が明けその日はついに「Beauty and the Beat’s」。これを体験しにここまで来たのだ。
フランス人主体のクルー達がバンと一緒に集結。
超巨大なTANNOIのスピーカーやMARK LEVINSONのアンプなど兎に角重量級の機材を皆で一緒に運ぶ。
貴重な体験。
バンも2トンくらいの大きさの庫内になっていて、荷台がリフティング出来る仕様になっているので
高さはあるけど何とか2人くらいで載せられる。
みんな黙々と作業する中、足手まといにならないように、一つ一つを丁寧かつ迅速に運ぶ。
重いので2人一組のところ、うまくコミュニケーションも取れてる。よかった。。
無事機材を積み終え、自分とセドリックは昨晩のDJもあって一旦休養を貰う。
助かった…これでベストコンディションで挑める。
時間がきてセドリックとCABに乗り込みつつ現場へ。
ウェアハウスのような空間で、もう音響機材もデコレーションもセッティングされて
既にばっちりな空間が出来上がってる。あとは音響が整うだけ。
フルーツやお菓子などのフリーフードを用意している女の子のクルー達とも挨拶を交わし
ビールを貰いつつリラックスムードで準備を待つ。
自分たちはもうする事がない、といった感じでフランス人達とベトナムレストランへ
パーティーのスタッフの人達も食べられるようテイクアウトでたくさんの料理をオーダーする。
待っている間、フランス料理の店でフランス人がみんな好むと言われるリキュールをみんなで飲む。
こっちに来てから本当に強い酒ばかりを飲んでる。ワインでも薄い方。そして食事も素晴らしい。
今回飲んだ酒は名前は忘れてしまったけど、トルコのラクにそっくりの味。
フランス人達も同意してた。
料理を手に入れ意気揚々と現場へ。
お決まりのサウンドトラブルは少しあったようだけど、無事スタートへ。
続々とオーディエンスが集まり気づいた時には結構の広さのウェアハウスがパンパンに。
Beauty and the Beat’sは来年で10年を迎えるようだけど毎月レギュラーの3人だけで回してるらしい。
毎月こうなの!?っていう位のオーディエンス。
みんな凄く元気でダンスフロアーから外れるとお喋りの声で音楽が少しかき消されるくらい(笑)
お客さんの中にも昨日のBrilliant Cornersに来てくれてた人達が居て声を掛けてくれる。
「よかったよ!」とか「いい流れだった、次はいつ?」なんて訊かれると気分がいい。
心細さなんて微塵も感じないLoveに包まれた空間。気づいたら大きく手を仰いでダンスフロアに。
そこでも色んな人に手を取られ一緒に踊りBrilliant Cornersのスタッフ達にも迎え入れられて楽しんだ。
こんな最高な瞬間を1人で迎えたけど心細さや不安は微塵もなかった。
1人でここに来てここまでの体験が出来た。それはここにいる人達にまた支えられて迎える事が出来た瞬間だった。
ダンスフロアでは何度も感動のあまり込み上げる物があったけど、
凄く楽しんでいたみたいで周りの人達が皆笑顔で迎えてくれた。
セドリックのDJを堪能した人なら分かると思うけどBeauty and the Beat’sでは本当に様々な音楽がかかっていて
どんな音楽もオーディエンスに素晴らしいリアクションで迎え入れられてた。
後半は少しスペースも出来てパーティーを堪能し易い環境になったけど、それまでは本当にどこに行ってもパンパンだった。
最後はセドリックのDJでランディング、最後の2曲はみんなから拍手で迎え入れられてた。
「one more, one more」の掛け声が上がる中、パーティーはそのまま終了。
このもう少し居たいという気持ちにさせる事がパーティーにとってどんなに大切な事だろうと実感。
余韻もそのままに機材の片付けへと入る。
手伝おうかと思ったんだけど、知り合いの人に力仕事は任しちゃった方がいいよ、との事で邪魔にならない所へ。
気づいたら20人くらいの男女スタッフが音響を運んだり機材を片付けたりしている。
これだけの人気パーティー、支えるスタッフのチームワークは本当に素晴らしかった。
結局自分も居てもたってもいられず「手伝うか!?」の一声をきっかけに黙々とスピーカー運び。
女の子もみんなお構いなしに重い機材をどんどんバンに詰めていく。
全員がはっきりとプロフェッショナル。
デコレーション、フード、準備、音響、全てがプロフェッショナルの手のよって効率的に動かされていた。
「今日は人が多すぎたね」なんて感想も聞こえる。入りすぎないように宣伝もあまりしてないみたいだ。
片付けが終了するとお疲れの合図と共にまたラムがボトルごとストレートで配られる。
まだ飲むのかよ!ってあっけに取られつつもチビチビと喉に運びスタッフのみんなとバンの荷台に乗り込む。
フランス人イタリア人ほか混合のチームの中、みんなが高価な機材の上に座りバンの庫内の空間の中で共に過ごす。
白い壁で囲われた空間の中で10数人が佇む景色は今まで経験した中でも一番と言えるかもしれないクールな雰囲気に満ちていた。
この空間を絵に残したかったけど、野暮な気がしてやめておいた。記憶の中にだけ大切にしまっておこう。
そして大切な人には自分の口からこの瞬間を伝えよう、そんな気持ちになった。
さすがにみんな疲労を覚えてるようで口数が少ない。
するとフッとハンディスピーカーから流れ出したKeni Burkeの「Rising to the Top」
この瞬間まさに自分の人生がまるで映画のワンシーンになったようなそんな錯覚を覚えた。
ダンスフロアで何となく自分の人生を反芻したけど、
この瞬間に全てが彩られ、初めて自分の人生を心の底から愛する事が出来た事に気付いた。
今まで色んな人に支えられ信じられないような素晴らしい瞬間を経てきて何となく自分自身に納得してしまっていた。
もうこれ以上ドラマティックで感動的な出来事は必要無いと自分で自分のリミットを作って安住してた。
でもこの場所に来ることによって、まだまだ自分には経験すべき事が山ほど残っていること
貪欲にそこを求めて自分が輝いていく事で初めて自分が誰かや何かに対して、出来る事がある事を体感として知った。
この街が自分に教えてくれた事。それはまずは初めの第一歩として自分と自分の人生を愛する事だった。
バンが止まりベルの自宅に機材を運ぶ。
エレベーターの前で降ろし、入るだけの機材を詰め込み待つ間、グランドフロアでみんな寝転ぶ。
そんな中帰ってきた住人が驚きもせず、「どこでパーティーやってたの?」なんて感じでおちゃらける。
笑い半分に「今度行くよ」なんて感じで、みんなと握手しながらエレベーターに乗り込んだ様子はこの街の懐の深さを表していた気がする。
エレベーターがまた戻ってきて最後の荷物を詰め込む。
ベルの自宅につくと3歳くらいの男の子が泣いている。
そりゃそうだよな、こんな時間に10数人集まると驚くに違いない。
でも男の子は抱きかかえられて鐘を鳴らされ、その音を聴くたびにどんどん落ち着いてくる。
みんなが男の子に笑顔を向け男の子は自分が大切にされている事を実感する。
ここでもまた物凄くスピリチュアルな体験。
日本では早朝に幼い子供が居る所へ機材を運び込む経験をした事がないし、
それによって泣き始めた子供がみんなの居る中で、こんなにすぐに平穏を取り戻す事も経験がない。
日本ではまず第一に幼い子供の居る家に行かないし、そこは閉じられたコミュニティーとして
しっかりとした準備がなされない限り開かれる事は少ない。
でもここはオープンで家族以外の友人達からも凄く愛に包まれ、そして雰囲気のある空間だった。
下に降りるとセドリックから「グッドチームだろ!?」の一声。
少しでもそのグッドチームに仲間入りさせて貰ってありがとう。
ベルは男の子を抱えみんなと別れの挨拶を。
みんなハグしキスしてる。男子女子関係無い。愛を表現する事に何の出し惜しみも違和感も無い。
そんな体験だった。Beauty and the Beat’sを始まりから終わりまで心ゆくまで堪能出来た夜だった。

Beauty and the Beat’sから明けたその日は気づくと時計が18時を指していた。
えっ!?って思ったけど仕方がない。少し休んでまたBrilliant Cornersへ足を運ぼう。
今夜はアムステルダムからBobby BeigeとTakoが来ている。
Music for Memoryなんかでご存知の方も居るだろうか。
現場では心地よくもレアなスタッフが数多くかかってた。
自分は本当に凄い現場でエクスプレッションを体験出来たんだなと思う。
Brilliant Cornersに招聘されるDJやLiveの面々はレジェンダリーだ。
そしてお客さんの中にも数多くのプロデューサーやアーティスト、レーベルオーナーが来ている。
ロンドンに来て以来、レコードショップ、バー、クラブなんかで様々なクリエーター達と出会い
自分の音楽をチェックして貰う事が出来た。
皆一様に様々な反応を返してくれる。
良い印象の物も多く、ますますクリエイティブな魂に火をつけられる。
そしてそれが形になるのが物凄く早い気がしている。
自分は残りの2週間で自分のプロダクションを懸命にアピールする。
そしてバイナルリリースへの足がかりを得ると決めている。
それはきっと実現するだろうと実感すること、それが何よりも大事なんだと気付いた。
Brilliant Cornersは一切の妥協をしていない、人選についてもそうだろう。
セドリックが選んだからと言って手放しで自分の事を信用してくれた訳ではないと思う。
でもPlayして受け入れて貰えたのは凄く貴重な体験だ。
ヘッドシェフのケイさんとたくさんの話をした。
本当に熱くそして懐広く優しい人だった。
ケイさんはシェフだけでなく、レーベルも運営していて自らもミュージシャンだ。
音源はLoftなどでもプレイされ、マニュエル ゲッチングなんかからもリアクションをもらったそうだ。
彼の音楽に出会って少し打ちのめされ、彼の音楽の一部をフォローしようかと少し思ったけど
それは自分には不可能な事だった、と素直に彼に話した。
実はBeauty and the Beat’sに乗り込む際にベルが車の中で自分の音楽を楽しんでくれたようで
ディストリビューターやレーベルを探してるならケイに相談すべきだ、と後押ししてくれたのだ。
ケイさんはそんな話を聞いて一言。「でも僕はリョウタ君みたいな音楽は作れないからね。」
昔ゼッキーさんからも言われてハッとした言葉である。
この人は自分の事を心の底から愛して、そして相手も包んでくれる。
れっきとしたアーティストでこの街はアーティスト達を包んでいるという事を伝えてくれ
そして自分の事をアーティストとして扱ってくれた。
まずはそこに行きなさい、と。
作品を出す、その所まで行きなさい、此処にきた瞬間からそれは始まっているのだと教えてくれた。
そしてそれを今自分は体験として実感しているのだ。
| 10:06 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
Report From East London




昨晩はイーストロンドンを堪能。

バスで行くところを歩いて街並みを楽しむ。
Brilliant Cornersの外観も下見しつつ
セドリックと待ち合わせたシネマに...
の筈が違うシネマに行ってしまっていたみたいで
(写真は間違った方のシネマ)
慌ててCABを捕まえつつ、もう一つの映画館へ。
何とか間に合ってNASのドキュメンタリーを嗜み
帰りも歩きでclaptonの以前のmurder mileっぷりを楽しく聞きながら
帰途に着いた1日でした。
ロンドンに来て以来動きっぱなしで疲れ果てて
意外と夜しっかり眠れているので不眠気味の自分にはありがたい街かも。
今日も充実した1日だったけどご報告はまた後日。
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